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金利、ローン、予算、難しい話・・・

計画的にお金を増やしていくには、

収入を上げることはもちろん、

お金の仕組みを理解し資産運用しなければいけません。

 

そのためには、

「金利」について理解しておく必要があります。

家づくりをする際に、

必ず理解しておく必要がありますが、

とっつきにくい話なので、住宅会社におまかせします!

なんて方もおられます。

一生に一度の大きなお買い物です。

是非、知っておいて下さい。

 

こんばんは、

シンプルノート岡山北/倉敷スタジオの松本です。

 

まず、金利についてですが、

金利には「単利」と「複利」の2種類があります。

単利とは、元々のお金(元金)だけに金利がつく仕組みで、

複利とは、元金に金利を加えた金額に

金利がつく仕組みのことです。

 

例えば、1年間で金利が5%つく金融商品を1万円分購入し、

5年間運用した場合、

単利は、

1万円+1万円×0.05(5%)×5年=12,500円であるのに対し、

複利であれば、

1万円×1.05×1.05×1.05×1.05×1.05=12,763円となります。

 

つまり、単利より複利の方が、

効率的にお金が増えていくというわけなんですが、

上記の計算式では263円しか変わりませんが、

金額が大きくなればなるほど、

期間が長くなればなるほど、

結構大きな金額差になります。

 

100万円を20年間運用した場合、

単利だと、ちょうど2倍の200万円になるのに対し、

複利だと、約265万円となり、

同じ運用でも圧倒的な差が生じるという感じですね。

  

ですので、手持ちの資産を増やしていくためには、

複利の力を最大限に活用すべきですし、

また、この複利の恩恵をより長く享受するためにも、

短期的な投資を考えるのではなく、

若いうちから計画的に、

長期間で積立て・運用を考えていくようにすべき、

なんですよね。

 

住宅ローンは単利?複利?

 

金利は預ける時も借りる時もついてきます。

借金の中で最も大きい額であり、

最も期間が長くなる住宅ローンは、

複利で金利が計算されていくことをご存知でしょうか?

 

なので、出来るだけ住宅ローン借入は少なくすべきなのですが、

現実は、多くの方がその真逆の選択をしてしまっています・・・

 

確かに、家は一生に一回だけの、

やり直しがきかない大きな買い物です。

 

それゆえ、多くの方が、

より多く自分たちの理想や願いを叶えたいと、

より広い土地を求め、

より広い家を求めようとしてしまいます。

 

ですが、土地が広くなれば、

それに連動して土地の予算は高くなってしまうし、

家が大きくなれば、

それに連動して家の予算も高くなってしまいます。

 

それだけではなく、

土地が広くなれば庭の開口費用も高くなってしまうし、

外構費用を抑えて何もしていない部分が残っていると、

草抜きという重労働が待ち構えております。

また、一生払い続けて行く固定資産税も高くなってしまいます。

 

家が広くなれば、

当然建築費も高くなりますし、

電気代もそれに連動して高くなってしまうでしょうし、

掃除な範囲も大きくなってしまいますし、

土地同様、固定資産税も高くなってしまいます。

 

つまり、ローンの金額を増やす選択をしてしまうことで、

金利の支払いを余計に増やしてしまうだけじゃなく、

これからずっと必要となる金利以外の出費までも、

余計に増やしてしまっているというわけ、なんですよね。

 

これからの家づくりの考え方

 

これから日本が迎える社会は、

超少子高齢社会です、

少子化でも超高齢化でもなく、

超少子高齢社会です。

「化」ではなくもう迎えているのです。

 

その影響を受け、今後は、

社会保険料・税金アップによる可処分所得の低下、

年金支給減額、年金支給年齢引き上げ、

といった厳しい現実が待ち構えています。

 

これに連動して年々安定的に収入があがり、

年金でまかなえないお金を

退職金でまかなえるなら、

これに越したことはありませんが、

これも決して期待出来るものでもないのが、

僕たちの現状ではないでしょうか?

 

これからは、

全ての方が、家にかけるお金を少しでも抑え、

その抑えた分を、複利で長期間運用出来るものに

しっかり積立てしていくべきであると考えています。

 

家にかけるお金を減らすためには、

必要なものと不必要なものをしっかりと見極め、

1㎡でも小さい家にすべきです。

 

そして、家が小さくなれば、

家の価格が抑えられることはもちろんのこと、

土地もその分小さくすることが出来、

結果、土地の価格も抑えることが出来るようになります。

 

また、土地が小さくなれば庭の工事費用も抑えられるし、

イニシャルコストだけじゃなく、

後々の電気代や税金といったランニングコストも

抑えることが出来るようになります。

 

家をつくるということは、

あなたの「暮らし」をつくるということです。

ですから、これから先の一生涯の暮らしを、

より豊かなものにするためにも、

家にお金を掛けすぎないようにしていただければと思います。

 

そして、同時にお金の知識もつけていただき、

老後に向けてしっかり貯金を増やしていっていただければと思います。