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団体信用生命保険

住宅ローンを銀行で借りる時に一緒に考えないといけないのが、

団体信用生命保険と呼ばれる住宅ローン専用の生命保険です。

(保険料は金利に含まれています)

 

この保険は、住宅ローンの名義人となった方が亡くなった時や、

高度障害になってしまった時に、

住宅ローンの残債をゼロにしてくれるものなのですが、

これに加えてさらにプラスして金利を上乗せすれば、

ガン、脳卒中、心疾患の三大疾病特約を付け足すことが出来ます。

 

この三大疾病特約では、多くの方がガンと診断された場合、

保険が適用となりローン残債がなくなると思われていますが、

実は、全ての保険がそういうわけではありません。

 

こんばんは、

シンプルノート岡山北スタジオの松本です。

 

というのも、多くの保険が「上皮内ガン以外のガン」であることを、

保険の適用条件としているからです。

 

そして、この上皮ガンをイコール皮膚ガンと勘違いしてしまいがちなのですが、

治療を行なえば転移や再発の可能性がほとんどないと言われている

粘膜内に出来る初期状態のガンなども

この「上皮内ガン」に分類されています。

 

つまり、たとえガンと診断されたとしても、

保険が適用されない場合があるということなんですよね。

 

なので、住宅ローンを借りる時に、

もしもの時に備えて三大疾病特約を付けようととお考えであれば、

しっかりと内容を確認しておく必要があります。

そのために余分な金利を支払うようになるわけですからね。

 

ポイントは「悪性新生物」だけなのか?

あるいは「上皮内ガン」も全て含まれるのか?です。

 

●リニューアルしたフラット35の団体信用生命保険は保障が充実?

 

住宅ローンの中に、住宅金融支援機構が取扱う

フラット35という商品があります。

全期間固定金利の代表格のフラット35ですが、

この住宅ローンは、最近まで、団体信用生命保険は強制加入ではありませんでした。フラット35で借入したかたが、それぞれの判断で加入したりしなかったりしておりました。

 

しかし、団体信用生命保険が組み込まれた商品としてリニューアルしました。

(不要であれば外すことも出来ます)

 

注目すべき点は、三大疾病特約のガンのところです。

 

というのも、皮膚ガン以外のガンであれば、

治療すれば完治するような初期のガンであったとしても、

ガンと診断されれば、その時点で保険が適用となり、

ローンの残債がゼロになるからです。

 

とはいえ、三大疾病特約を付加すれば、金利が0.24%上がることになるので、

金利が安いか?と言われると、決してそうではありません。

 

ただ、日本人の2人に1人が、ガンになっている時代です。

 

もし、あなたが単独名義で住宅ローンを組み、

長期間に渡って返済していく予定ならば、

あるいは、40歳前後の年齢から住宅ローンを組んで返済していく計画ならば、

フラット35という選択肢も、あってもいいのではないかと思います。

 

他にも様々な特徴を持った住宅ローンがあります。

それぞれのご家庭にあった住宅ローンもあると思います。

 

こういったことも踏まえて、

住宅ローンを考えるようにしてくださいね。