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収納をたくさんつくらない

収納をたくさんつくらない

2.収納をたくさんつくらない

 

 “収納はあればあるほどいい”

家を建てる誰もが,

このようにお考えになるでしょう。

しかし、収納を増やせば、

その分、家のコストは上がってしまいます。

 

それゆえ、家のコストを上げることなく、

よりたくさんの収納をつくるためにも、

収納に対する勘違いを

正していただかなくてはいけません。

 

こんにちは。

シンプルノート岡山北/倉敷スタジオ上村です。

 

 

収納で一番大切なことは「管理のしやすさ」

 

例えば、暮らしの拠点となる

リビングダイニングキッチンには、

手紙、書類、薬、文房具、生活用品など、

細かいものがたくさんありますが、

あちこちに散らばって収納があるお家は、

これらを管理しやすいでしょうか?

 

あちこちに散らばって収納をつくると、

どこになにを置いたのか忘れてしまい、

見つからないか、あるいは探すよりも

買ったほうが早いと思い、

また同じモノを買ってしまうことになります。

 

結果、またモノが増え

収納の中がさらにゴチャゴチャになります。

 

また、無駄に奥行きが深い収納も

管理しやすい収納なのでしょうか?

 

奥行きが深い収納は、

手前にモノを置いてしまうと、

奥に置いてあるモノが

取り出しにくくなるし、

奥にあるモノを忘れていませんか?

 

奥行がある収納、あちこちにある収納は

決して管理がしやすい収納ではない

ということですよね。

  

通り抜け動線は収納を減らす最大の原因

 

続いて、知っておいていただきたいことが、

通り抜け動線についてです。

収納を通過することが出来る動線や、

玄関を家族用と来客用に分けたりする動線ですね。

 

http://simpleinc.jp/blog/wp-content/uploads/2018/01/IMG_2380-e1516068295504-225x300.jpg

 

この図の右は通常の収納で、

左が使い勝手をよくするために、

通り抜け出来るようにした収納です。

 

左の場合、収納を通過出来るため、

一見、右に比べて使い勝手が

良いように感じるかもしれません。

 

しかし、通通過出来るようにしたことで、

「廊下」が収納の中に出来てしまい、

結果、収納が大幅に減ってしまっています。

 

しかも、ドアが1枚増えると、

その分、コストアップすることになり、

スイッチも2か所必要となるため、

コストアップすることになります。

 

つまり、通り抜け動線は、

家のコストを上げてしまうのに、

思っていたより収納にモノが置けず、

結果、片付けにくい収納を作ってしまいます。

 

収納の正しい考え方

 

収納は床面積ではなく、

壁面積で考えるようにしなければいけません。

2m40cmという天井までの高さを

どれだけ有効に使うことが出来るのか?

が大切だということです。

 

床面積で収納を考えると、

収納がどんどん増えてしまい、

結果、家の価格が高くなってしまいます。

 

一方で、壁面積で考えるようにすれば、

わずかな床面積でも壁さえ充分にあれば、

相当な収納力があることを

お分かりいただけるとおもいます。

 

ただし、棚の枚数は、

絶対にケチらないように

してください。

 

ということで、

コストを上げることなく、

より多くの収納をつくるためにも、

そして管理しやすい収納をつくるためにも、

この収納の知識を覚えておいてください!

 

それでは、、、